体感型アフリカツアー

第9回:ハチミツ 

 ビールが効いてかなりリラックスし過ぎた感もあるが、みんなとにかく元気で若い。次のハチミツ工房に行った。門も開いていて代表は来ていた。早速、部屋の内部に入って行ったが、いったいどこが工房/工場なのかと思わせるくらい、普通の家だった。ただ中に入るとポリバケツやら何かそれっぽい道具が置いてあり、棚には確かにボクが以前買っていったものと同じラベルが貼られたビンが積まれていた。思った以上に家内工業、小規模にやっているのだと改めて感じた。すぐ目の前で代表のムジンガさんがハチミツ作りの実演をしてくれた。といっても30リットル?くらいのバケツに入った収穫したばかりのハチミツを目の細かい網を張った隣のバケツにゆっくりと移してゆくだけの作業だ。

 

 ムジンガさんによれば、これだけのハチミツはだいたい1日で集められるということだ。隣のバケツに移された粗いハチミツが全部濾されるには3日ほどかかると言っていた。さらにそれをもっと細かい網で濾すとできあがりだと言っていた。意外と簡単そうだが、やはり一定の量を野で集めるのはそれなりの情報、場所の確保といった苦労もあるらしい。他人には簡単に教えられないという。みなお土産に何個か買った後、最後に中庭に出て写真を撮ったりして交流した。部長はトイレの側にある自家製手洗いに感心していた。

 

第8回 < | > 第10回

 

2016年2月に催行した「現場へ行こう」タンザニア・スタディツアーに関する大津氏の手記。このツアーでは、大津氏独自の現地コネクションと強い安全への意識のもとブルンジから多くの難民が押し寄せるニャルグス難民キャンプを訪問しました。アフリカに30年以上通い続ける大津氏が、ツアーの様子や裏話、旅に関する教訓などを記しています。そこには参加されるお客様への思いも・・・。(連載/全19回)。