体感型アフリカツアー

第7回:ブッチャー/肉屋

 

仕方ないので、いろんな店の間を車でゆっくり走っていると、肉屋(ブッチャー)があった。ボクは大手食肉メーカーに就職の決まっているM君に寄って見るかいと言うと、直ぐに〝ありがとうございます、見たいです!〟という返事が返ってきた。普通アフリカの本物の肉屋に寄れるなんてめったにあることではない。もちろん、フィリップとジェームスの強力なサポートもある。狭い店内には肉屋の主人、ブッチャー、マティアスがいた、突然の訪問にちょっと驚いたようだが、そこはアフリカ人の持つホスピタリティだ、快くボクタチの頼みを聞いてくれた。さらにM君が1キロくらい肉を買って帰るというと、マティアスの顔もさらにほころび、豪快に大きな肉をナタで叩き割り、秤に載せていた。その晩、ホテルのコックに頼んで調理してもらったが、味は別としてとにかく硬かった。アフリカの肉を柔らかくして食べやすくする・・・、それもM君の一つの仕事かもしれない。しかしアフリカ人たちの噛む力にとってはとくに問題ないのも事実だ。そして、あとのお二人、YさんとKさん。社会福祉関係を目指すYさんは卒業後、さらに専門学校に進み社会福祉についてより専門性を学ぶという。Kさんは、まだ大学1年生!はち切れそうな好奇心とエネルギーの塊のようだった。

 

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2016年2月に催行した「現場へ行こう」タンザニア・スタディツアーに関する大津氏の手記。このツアーでは、大津氏独自の現地コネクションと強い安全への意識のもとブルンジから多くの難民が押し寄せるニャルグス難民キャンプを訪問しました。アフリカに30年以上通い続ける大津氏が、ツアーの様子や裏話、旅に関する教訓などを記しています。そこには参加されるお客様への思いも・・・。(連載/全19回)。